「アンリ・カルティエ=ブレッソン展」

182.jpg祇園の「何必館・現代美術館」で5月26日まで行われている「アンリ・カルティエ=ブレッソン展~一瞬を永遠に変える」を観ました。ブレッソンと言えばチラシの「サンラザール駅,パリ」やチケットに使われてる「パリ」が有名で、洒落た写真を撮る人というイメージだったので、「報道写真を芸術の域に押し上げた」という解説を見て、報道写真にカテゴライズされていたんだ・・とちょっと意外。数々の作品は写真集のタイトル通り「決定的瞬間」を捉えていて、四角い画面の中の人物の表情、動作も含めた構図が芸術的なバランスに達した一瞬にシャッターを切った感じ。
だからぬくもりや生き様といった人物の内面より、とにかくフォルムとしての面白さが前面に出ていて、キュリー夫妻のポートレートなんかも、長年生きてきた結果、形作られた顔を写してる感じがしたし、ダブリンの競馬場での一枚もネクタイにメガネ、蝶ネクタイ姿の紳士と、その横に並ぶ馬の顔が、2つの造形として対等に並んでる感じ。

183.jpg圧巻は夥しい数の頭部が画面を埋め尽くす「デリー、インド1948」。このひとつひとつが人間ってことは凄まじい熱気が現場にはあるはずだけど、無数の丸い頭によって構成された世界に驚くばかりです。壁の落書きまでもがブレッソンに切り取られると見事なアートとして画面におさまっているわけで、この世に存在する美しいものに気づかせてくれるのが写真家なんだなと今更ながらに思ったのでした。5階の光庭の新緑の楓も見事で、良いものを目にした喜びを感じたひとときでした。下の写真は購入したポストカードの中のジャコメッティ。ドアノーのジャコメッティと全然違うのが面白い。
http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html
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No title

興味のある写真展ですが、残念!
そんな展覧会があったとは知らず、GWの京都旅では、チャンスを逃してしまいました。

つんちゃん様

私もわりと最近までブレッソンをやってたなんて知りませんでした。
何必館は美術館そのものも素晴らしいので、祇園界隈に行く予定があれば、展覧会の内容を事前にチェックしてみてください☆
いつも静かなのも魅力です。この日も表に出ると人が一杯でしたが、中は静寂が保たれていました。
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