「アンの夢の家」

0314.jpgモンゴメリの「アンの夢の家」を読みました。「赤毛のアン」ってちゃんと読んだことないよね、と思ってシリーズを時々読むんですが、アンが大人になってからはそう劇的な事件がないため、すぐ次が読みたいという気にはならず、「アンの幸福」を読んでから2年経ってしまいました。なので設定などをかなり忘れていて、ギルバートと結婚した25~27歳のアンを描いたこの作品は6作目になるけれど、「アンの愛情」の次に書かれてるらしく、後で書かれた4作目の「アンの友達」や5作目の「アンの幸福」の登場人物は出てこない。結婚祝いに玄関に飾ってあった陶製の犬の置物をくれたミスパティは「アンの幸福」で下宿していた姉妹の1人だと思ってたら、「アンの愛情」で下宿していた先の女性でした。マリラからは屋根裏部屋にあった敷物6枚をもらったり、結婚祝いには贈り手が使っていたものや思い出の品を分けてもらう風習の様です。新品を買って贈るより、その人とのつながりが感じられて良いですね。
前半は説明的でやや退屈ながら、後半はなかなかドラマチック。医者となったギルバートが隣人のレスリーの夫の記憶障害が治る可能性があると言う。けれど、暴力的だった昔の夫に戻ることは要介護の今よりさらにレスリーを苦しめる。そのことをレスリーに告げるべきかどうか・・・?物語はうまく運んでめでたし、めでたしになって、キリスト教国家らしく真実を告げることが大切だという話になるワケですが、‘現実はそううまくいくとは限らない。勿論、本人にとっては可能性があるなら知らされるべきなんだけど、経済的なことや今後の暮らしなど周囲の人の都合ってのもあって、この手の問題は1917年の出版から100年経った今も難しいなと思うのでした。
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