「まほろ駅前多田便利軒」

0319.jpg三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」を読みました。昨秋にはシリーズ3作目も出てるのに、何を今頃・・と言われそうな三浦しをんの代表作。娯楽性抜群で、ちょっと微妙な人間関も含まれていて、なるほど人気なのが判りました。なんやそらと思わず笑う様な描写がいくつもあって、カフェや車内で声を出しそうになって焦ったり。そういうことってたぶん初めてです。
読んでて感じたのは、とても平成的な作品世界だということ。便利屋の多田と多田と行動を共にすることになった高校の同級生・行天の一年間の話なワケですが、ちょっと怪しい人達に関わっても、松田優作の「探偵物語」みたくハードボイルドじゃなく、まあ便利屋と探偵という設定の違いもあるんでしょうけど、トーンが明るい。そういえば、映画では松田龍平が行天を演じてるんですね。松田龍平がひゃひゃひゃって笑うんでしょうか?明るさの中に過去の傷を引きずっていたり、コミュニケーションがうまく行かなかったり、入院中の曽根田のばあちゃんに代理家族として見舞いに行くエピソードが挟まれていたり、軋みもあって決して能天気に明るくはない、でも大人も子供も現実を受け入れてどうにかやっていくイマドキ感。何気ないエピソードに巧みに伏線も仕込んであってうまく出来た作品でした。続編も楽しみです。
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