「ロンサム・ウエスト」

0423.png東京・初台の新国立劇場小劇場で6月1日まで上演されている「ロンサム・ウエスト」を日帰り観劇してきました。マーティン・マクドナーが描くのは、父親の葬儀を終えたばかりなのに喧嘩してばかりの兄弟。作家は違うけど、2012年の「トップドッグ/アンダードッグ」を思い出させますが、おバカなやりとりに思わず笑ってしまう。でもその笑いにはやるせなさも。兄弟愛とか家族の絆なんてよく言われるけど、仲の良い兄弟ばかりじゃない。コールマンとヴァレンはデフォルメされているにしても、濃密な関係ゆえの反発って珍しくない。だからこそ、こうやって繰り返し描かれるテーマなんだろうと思う。パンフレットで堤真一が「一体彼らが父親からどれだけの抑圧を受けていたのか、なぜ母親がいないのか、兄弟が育った環境についても想像が膨らむ戯曲」と語っているけど、まさにそう。このどうしようもない兄弟がどうしてこんなにどうしようもなくなったのか、いつからこうした間柄になったのかと考えると、うまくいってる家庭なんて殆どないんじゃないかと言う気になります。
堤真一、北村有起哉は巧い人達だと思っていたけど、初めて舞台での演技を観る弟役の瑛太が予想以上に好演、昨年が初舞台という木下あかりも魅力的でした。丁寧に演出されて、磨き上げられたくだらなさを堪能しました。
http://www.siscompany.com/west/
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日帰り観劇

お疲れ様です。
モモ母さん的には忙しいけれど、
おとうさんとむぎちゃん的には
ハッピーでしたね。^ ^v
堤さんも、北村有起哉も、瑛太も好きなので、
すごくうらやましいです。
兄弟がなんで揉めているのか、
見ているほうにはわからないが、揉めてるって感じなんですか?
すごい、不思議。でも、まぁ、たしかに
当事者も実はよくわかってないまま、
感情的に揉めるってことあるかも、ですね。

natsuno様

弟が買ってきたポテトチップの袋を、兄が踏んづけて粉々にしたり、手でぐしゃっと潰したり、取っ組み合いをしたり、いい年して頭わる・・・って感じ。それを「俺はまだ本気出してないだけ」みたいな頭した堤真一と瑛太がやるから余計おかしかったです。
さすがにそれはアカンやろと思うことも平気でやって、モラルがない。
瑛太って線が細くて舞台はどうなんだろと思ってたんですが、迫力もあって、良かったです。
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