「もしもし下北沢」

0435.pngよしもとばななの「もしもし下北沢」を読みました。初期の作品は大好きだけど、近年はちょっと・・と思うよしもと作品ですが、「今の下北沢の雰囲気をそのまま残しておきたいと思った」と言う下北沢経済新聞の記事を読んでいたので、是非読みたいと思っていました。心中で父を亡くした娘と母が下北沢で新たな生活を始めることで再生していく物語。独特のスピリチュアルなテイストとか、登場人物の発言に違和感は少しあったんですが、シモキタらしさが溢れていて読んでいて楽しかった。
主人公よっちゃんが務めるのは「コフィア・エクスリブリス」の前身「ミケネコ舎」があった露崎の建物1階に実在したビストロ。今はなくなってしまった古い建物が目に浮かんで来ます。お母さんは古本屋「ワンラブブックス」のご主人と親しくなるし、「つきまさ」でバイトを始めるし。登場する店の数々に懐かしさを抱くと共に、モモ母の街歩き好きは下北沢が原点だと再認識。「駅ビルのテナントは働く人もすぐ異動したりバイトで辞めたりするけど、ここは長くいる人が多いから」という店と客との距離感。「常連さんだけがカウンターでお店の人と話し込んでいる店が私は苦手なのだ。常連さんはいても、他の人も居心地が良いお店にしたい」というよっちゃんの思い。そうだよね、変貌しつつあるとは言え、入り組んだ街に個性的な店が点在するシモキタって、確かにそんな街。でも、下北沢での暮らしを楽しみ始めたおかあさんが「気分は学生でも、お肌は中年だもん」とゲランの保湿パックをするシーンに思わず苦笑。モモ母もシモキタを歩くと学生時代に戻った気分になるけど、小田急線下北沢駅の改札が地下になり、「忠実屋」が「foodium下北沢」になった様に、月日は流れているワケです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

モモ&こむぎ母

Author:モモ&こむぎ母
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR