「食を考える」

494.jpgなかなか更新できずスミマセン。実は一昨日1時間以上かけて書いた記事がクリック寸前、一瞬にして消えてしまい、気持ちが萎えました・・・。気を取り直して、「食を考える」のレビューに再チャレンジ。この春、仕事でお世話になった植物遺伝学者の佐藤洋一郎先生が食にまつわるあれこれを綴ったもの。どの章も興味深かったけど、特に印象的だったのがコシヒカリの話です。
今、日本の田んぼの37%がコシカリ一品種。南北に長く多様な環境の日本列島の3分の2の面積がコシヒカリとその系統のコシヒカリファミリーで占められているとか。そのことも驚きだけど、何と今からたった130年前には、全国で4000もの品種があったそう。モモ母は不味いごはんはわかるけど、美味しいごはんの品種や産地なんてわからないし、佐藤先生が学生達に食べ比べさせた時もコシヒカリを言い当てた学生は25%程度だったそうです。コシヒカリ信仰はコメの値段を銘柄によって決める流通システム導入後、「コシヒカリは美味しい」という宣伝によって生まれたもの。かつては食べ方に適した米があり、にぎり寿司には粘りの弱い米が良いとされて寿司屋によっては古米を使ったり、北海道の米を使っていたそうなのに、新米のコシヒカリを使った寿司を、よくわからないまま美味しいと思ってしまう人が増えた為に、日本は4000近い米の品種を失ってしまった様です。かつて食をジャガイモに頼っていた1840年代、欧州中のジャガイモが伝染病の打撃を受け、アイルランドでは800万人とも言われた人口のうち、100万人が餓死したそう。こうした食の多様性をなくす危うさを佐藤先生は訴えておられますが、モモ母はそんな風に人為的に嗜好が、つまりは思考が作られ、画一化していくことが怖いと思うのです。
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