「ランプコントロール」

708.jpg気づいてすぐ訂正しましたが、前回の記事、アップした当初「パ・マル」のシェフの名前が間違ってました。日付が変わる前に更新しようと焦るとロクなことがないですね。正しくは高橋徳男さん。山本益博さんがこんな紹介記事を書いておられました。
さて、大崎善生の「ランプコントロール」を読みました。「パイロットフィッシュ」など透明感のある大崎作品が大好きなモモ母ですが、近作はイマイチ、大崎さんはノンフィクションの方が間違いがないかも・・・と思っていました。でも、相変わらず主人公の男性は出版社勤務で中央線沿線に住むパターンが繰り返されてるけど、これは久々に良かった。ドイツ出向を命じられ、恋人と別れて機上の人となった直人。3年ぶりに帰国する所から物語は始まり、前半は恋人への思いをひきずりながらのドイツでの生活が綴られます。日本人の男性3人で家をシェアしての共同生活。だらだらとした青春の終焉の様な毎日を直人はブレーメンの音楽隊だと言います。「あれって、結末はどうなるんだっけ?」と誰もがうろ覚えのストーリー。ブレーメンにはたどり着かなかったけれど、それが良いんだよね、どんなに年老いても夢をみることに救いがあって、道を歩くにつれて希望が膨らんで行く。僕たちは共同生活をしながらブレーメンを目指していたのかも知れない。自分が年老いて衰弱した時、あの頃は楽しかったと真っ先に思い出すのがフランクフルトでの共同生活なのではないかと直人は思う。うん、モモ母が思い出すのも日本での暮らしから離れたボストンでの3ケ月かも・・と思う。で、後半は日本で恋人と予期せぬ形で再会することに。まさかラストはこうならないよね・・と思ったら、あ~やっぱりこうしちゃいましたか・・・という結末。森絵都の「この女」等に比べると陳腐な印象で終わるのが残念ですが、前半の大沢ワールドは本当に楽しかった。モモ母もブレーメンの音楽隊に入りたかったです。
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