「釜ヶ崎と福音」

799.jpgノーベル賞受賞者の益川敏英先生らが呼びかけ人となっている安全保障関連法案に反対する学者の会の賛同者数が4000人を超えました。頑張って欲しいです。一方、衆院憲法審査会で安全保障関連法案は「違憲」との認識を表明した長谷部恭男氏・小林節氏の会見で、合憲とする3人は「日本会議」のメンバーとの指摘が。なるほどそういうことか。
さて、本田哲郎の「釜ヶ崎と福音」を読みました。これ、「のばら珈琲」に行った時にオーナーさんから薦めてもらったもの。宗教本を何故?と最初は思ったけど、読むうちに推薦される意味がとても良くわかりました。釜ヶ崎で一人のホームレスと出会ったことから生き方が変わった本田神父が聖書を原文で読み直してみると、長年浸透している日本語訳は聖書の言葉を正確に伝えていなかった。神様は上から下々の中に下りて来られるというイメージは根本的に違っていて、貧しく小さくされた者の中にこそ神がいる。こうした理解は独特だけど、モモ母はすごく腑に落ちました。野宿者に本当に必要なのは炊き出しではなく仕事なのに、制度の壁があったり、行政は立ち退きを強いる。人が人として扱われない社会は人の心を荒廃させ、それは野宿者だけでなく貧しい高齢者や障害者、子供たち等の弱い立場に立たされた人も同じ。貧しく小さくされた人を益々切り捨てようとしている今、求められるのは施しによる救援活動ではなく、社会制度やしくみの矛盾に対して行動すること。閉塞した状況を打ち破るのは軍事力ではなく、人を人として大切にすることからやり直すしかない、そのとっかかりは、今一番大切にされていない人の側に視座を移すこと。その人たちの側から、起きている事態をしっかり見直せば、何をなすべきかが見えてくると本田さんは言います。本田説をどう思うかクリスチャンの人達に聞いてみたいですが、何よりこの本を読んで欲しいのは政府や自治体の首長さん達ですね。
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