「切られお富-処女翫浮名横櫛」

1-211.jpg田中亮一さんが主演したテレビアニメ「デビルマン」にウエザースという幼獣が出て来て、冬なのに突然灼熱の暑さになったり、プールに飛び込もうとしたら再び真冬の寒さに逆戻りする話があるんですが、昨日と今日の温度差、これってウエザースの仕業じゃないの?と思うモモ母です。
さて、暖かかった日曜、京都労演2月例会で劇団前進座公演「切られお富」を観ました。大学時代通ってた吉祥寺に当時は前進座の劇場があったけど、観るのは初めて。なので前進座って新派みたいな近代劇をやる劇団だとばかり思ってたんですが、基本は歌舞伎劇団だったんですね。演目は♪死んだはずだよお富さん~のお富さん。でも春日八郎の歌は「与話情浮名横櫛」をモチーフにしていて、切られるのは与三郎だけど、これは書き換え狂言で題名通りお富さんが切られる話。花道もまわり舞台もない呉竹文化センターで一生懸命上演してくれるのは有難いんですが、設営に時間かかるし、鳴物はイマイチで残念。歴史的な作品は仕方ないけど、盲目の老人のステレオタイプな動きとか、丁度川崎中一殺害事件の判決が出た後だったこともあって、なぶり斬りにされるお富さんとか、今観るとすごい芝居だねと思ってしまいました。七十五針の刀傷を追ったお富さん、確か体だけで顔は切りつけられてないはずなのに、後半登場したら、羽子板で負けた子が墨でバッテン書かれたみたいに顔にたくさん×印がついてて、すごいなと思いました。歌舞伎ってホント、お約束で成り立つ芝居ですよね。観劇後の客席からは「良かった」の声が多く、いろんな意味でとても興味深かったです。
http://www.zenshinza.com/stage_guide3/2016kirareotomi_jyun/story.html
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●●●●様

労演の例会でなかったら、おそらく観ることはなかった前進座。出来れば梅之助さんご存命中に拝見したかったです。
今年で85周年だそうですが、松竹みたいに若いファンはついてるのかな?
お富さんをやった河原崎國太郎が歌舞伎に新劇の様なリアリティを持ち込んだら成り立たないと言ったそうですが、確かにそうですね。ただ前進座の場合、わかりやすさが逆に仇になっている様な・・・・。
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