「俺たちは天使じゃない」

1-288.jpg ロームシアター京都サウスホールで28日、29日上演された無名塾公演「俺たちは天使じゃない」を観ました。京都労演4月例会として行われたもので、京都会館から生まれ変わったロームシアターを訪れるのも楽しみでした。ちなみにサウスホールは昔の京都会館第二ホールです。岡崎界隈は大勢の人で賑わっていて、連休気分も味わえました。
原作は1950年に書かれた「天使の台所」。52年にパリで初演され、日本では56年初演、74年にはいずみたく音楽でミュージカルになっているそう。今回は台詞のみのストレートプレイとして上演され、一番前の席で観ることが出来てラッキーでした。池辺晋一郎の音楽で幕があき、雑貨屋を経営する夫婦や三人の囚人が登場するんですが、演技が古典的で、なんか演劇を見始めた頃によく観たタイプの芝居だなという感じ。原作自体も古いけど、芝居のスタイルもクラシックな印象でした。とは言っても、マクベスみたいな重いものではなく、軽妙なコメディ。詐欺師ジョゼフ役の仲代達矢の飄々とした演技がとても受けてました。とぼけた様な声の調子で喋る台詞は、そのイメージとは裏腹にとてもよく通って聞きやすい。コミカルな動きも発声も、実はかなり計算されているのが分かります。他の囚人役2人も好演していて面白かった。ただ、雑貨店一家の窮地を救うのは別の方法でして欲しかった。客席からの笑いと拍手でエンディングというのにモモ母は少なからず違和感がありました。「天衣無縫のヒューマニズム」、「殺人行為さえ、ユーモアを交えて、まるで善行そのもの」と機関紙に解説されてたけど、殺人は善行じゃないでしょ、命が軽すぎるよ・・・と。三人の囚人の活躍で適役アンリと甥のポールを追い出しちゃえば抱腹絶倒、ああ楽しかった・・で終われるのになぁと、残念に思ったのでした。
http://www.mumeijuku.net/stage/index.html
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